日本が輝いていた時代、そう1980年代後半のバブル時代です。
3代目になったアルトも花開いていました。
いろんなモデルがあったなぁ・・・(遠い目)
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アルト史上、最も売れたモデル
3代目アルトは1988年から1994年までの6年間販売されました。
その間で、合計125万台以上が売れました。
(アルト・ワークスも含みます)
平均すると、1ヶ月当たり1万7千台以上になります。
今の9代目の3倍以上売れていたという事になりますねぇ。
日本の自動車メーカー全体が盛り上がっていました。
レクサスやインフィニティが誕生して、高級車ブランドに脱皮すべく世界に打って出た時期です。
JAPAN as Number One(1979年)という本も話題になりました。
実際には、No.1にはなれませんでしたが。
○メリカ様には勝てませんでした・・・
時代に合わせて、安さが売りからの脱皮
3代目のデビューは、昭和時代の終わり1988年です。
淋しい熱帯魚で有名なWinkや、女優の高岡早紀さんなんかが同期なんですね。
1988年・初期型
1988年9月。
いわゆる4ナンバー(貨物車)のみのラインナップでのデビューでした。
当然、3ドアモデルのみです。
初代から始まった『商用車登録なら税金が安く済む』と言う流れのままですね。
当時は乗用車(5ナンバー)で登録すると、贅沢品だという事で15%もの物品税が課されていたんです。
ボディ形状は、通常の3ドアに加えてフロントのデザインを全く別の物としたワークスがありました。
さらに両側スライドドアのモデルも作ってしまうという、力の入れよう。
(のちに、スライドドアは運転席側だけになってしまいますが。)
因みに実は5ドアの乗用車版も作っていまして、名前がアルトではなくフロンテというものでした。
フロンテは、スズライトから27年間続いた歴史のあるスズキさんの主力乗用車モデル。
同じ車を2種類の名前で売っていたんですね。
見た感じでは、アルトとどこが違うのか、全くわかりません。
アルトとどこが違うのか、全くわかりません。
ダブルデートなのは、乗用車だから4人乗れるよというアピールなんでしょうか?
以前のソリオのCMで、ももクロやKATUUN、TOKIOの出演で5人乗れることをアピールしていたようなもんでしょうか。
おっといけない、CM出演の後にどのグループも4人以下になってしまいましたね。
忘れましょう・・・
1989年・乗用車もアルトに統一
1989年に消費税(当時は3%)が導入されました。
それに伴って物品税(15%)が廃止され、乗用車・商用車の税金の差が少なくなりました。
それなら後席の広い乗用車版でいいじゃん。
と言うことで、アルトも乗用車版が発売されたんです。
でもそのあおりを食って、7代目フロンテは廃止。
(と言うか、名前がアルトに変わっただけですけど。)
フルモデルチェンジから、僅か半年の命となってしまいました。
今でもこの車を持っておられたら、レアものですね。
1990年・エンジンが660ccに
アルトは、1976年に拡大された軽自動車規格のエンジン排気量550ccでデビューしました。
それが1990年になると、全長のみ10cmに伸びると共にエンジンの排気量が660ccに拡大されました。
直接のライバルであるダイハツ・ミラは、これを機にフルモデルチェンジ。
でもアルトはマイナーチェンジで対応。
上が550ccで、下が660ccモデルです。
よ~く見ると、フロント周りの部品の形状が全然違います。
でもパッと見は、同じに見えますね。
1991年・ハッスル登場
ハッスルが追加されました。
アルトの前半分に、キューブ型の荷室をドッキングさせたタイプ。
フランス車にあるフルゴネットと呼ばれるタイプの車体ですね。
私の記憶では、当時ルノーさんからマネするな!と文句が付いていたような。
前年の1990年に三菱さんから、ミニカ・トッポが発売されました。
現代のタントやスペーシアなどのハイトワゴンタイプのご先祖様ですね。
これに対抗するためのモデルだったんでしょうか?
でもこれが、後の大ヒットモデルのワゴンRにつながるんですよね。
バリエーションの豊富さが、主役だった証拠
現在のスズキさんの日本国内モデルの主力は、我らがアルト・・・ではなくスペーシアですね。
以前のようなノーマルとカスタムの2種類だけじゃありません。
アルトが基本1種類なのに対して、スペーシアはなんと5種類。
スペーシアは基本型がノーマルとカスタム
ほんのりしたノーマルタイプと、少し尖ったデザインのカスタム。
この辺りは、おなじみですね。
流行りのSUV、スペーシアギア
見るからに遊び心有りますね。
ダイハツさんもたまりかねて、対抗モデルを出してきましたね。
売れてますからね。
車中泊用?、移動オフィス? 4ナンバーのBASE
上の3車種とは大きく変わって、リアシートは補助席並みです。
基本は2人乗りと考えてください。
その代わり広大なスペースがいろんなことを実現してくれます。
キャンプやドッグラン巡り、フィッシングなどに限りません。
下の写真のように移動オフィスにもぴったりです。
オプションカタログに、こんなものが載っています。
社外から電源をつなげられるケーブルがバンパーのところから出せるんです。
これは便利。
車に詳しい方はご存知と思いますが、どう考えてもホンダN-VANに対抗したモデルですよね。
王者N-BOXをベースにしているだけあって、魅力的な仕上がりです。
特に助手席まできれいにたためるなんて、お見事と言うしかありません。
ですが、スペーシアBASEも負けていません。
なんと、商用車にもかかわらずサイドエアバッグが付いてきます。
なぜか世の中の商用車のほとんどには、サイドエアバッグが無いんです。
オプションでも選べません。
当然、N-VANにもありません。
○ャンバス対抗?、ワゴンRスマイル
もう1つワゴンRという名前になっていますが、スマイルも良く見るとスペーシアのボディですね。
天井を低くなっただけのようですので、床面の広さはスペーシアに負けていません。
実用性を考えるのでしたら、お買い得だと思うんです。
重量や空気抵抗が少ない分、実際の燃費も良いのではないでしょうか。
【提案】アルトにも、車中泊できる仕様はどうでしょうか?
このまま売り続けても、アルトが人気を集めることは難しそうな感じ。
何か注目を集めるモデルの追加はできないものか。
Youtubeで、アルトを車中泊仕様にしようとしている方を見かけました。
せめて、リアシートがたためるようにとか、スライドできるようにできないでしょうかね。
アルトでもスペースは十分にありますからね。
どうですか? スズキさん。
これなら、ボディパネルを変える必要はありませんし、サスペンションやブレーキを強化する必要もありません。
以上、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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ご存知ですか?
現在TVで放送中のドラマ『セクシー田中さん』
アルトは、その田中さんみたいな人に似合うと思うんですけどね。
→日本テレビ・セクシー田中さん
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