今、大谷祥平さんをスカウトしようとすると、巨額の報酬を用意しなければなりません。
(怪我の治療がどうなるか心配ですね。)
綾瀬はるかさんにCM出演してもらおうとしても同じでしょう。
無名な頃に仲良くして、良い関係を築いておかないと、難しいです。
少し先を見て、先行投資が必要です。
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いつまでもアメリカ頼みでいいのだろうか
今まではアメリカの時代・・・だった?
今の世界経済を牛耳っているのはGAFAMに代表されるアメリカの巨大IT企業です。
これは紛れもない事実ですが、この状況が始まったのはつい最近の事です。
Z世代の人は石器時代から、こんな状況だったと思っているでしょう。
そして、今後もこんな世の中が続いていくと信じているんでしょう。
(過去を知らないんだから、仕方がないですけれど。)
シニアの中にも、こんな考えに至っている方もおられると感じます。
特に戦後すぐに生まれた方は、若い多感な時にアメリカすごい!という衝撃を受けられたんだと思います。
ガタガタになって心もすさんだ日本と、映画やテレビの中で輝いているアメリカは正に別世界。
これもまた、仕方がないことですね。
アフリカの草原でも、スマホを持っている
テレビなどでアフリカの伝統衣装を着て槍を持った方が、スマホで電話しているところを見られたことがあると思います。
このスマホは銀行やクレジットカードのような機能もあります。
そうなんです。
もう未開の国なんて、ほとんどないんです。
みんな文明人になりました。
そんな状況で、この先もアメリカだけが飛び抜けて豊かであり続けるなんてありえないですよね。
豊かな国と、貧しい国の差は小さくなってくるんではないでしょうか。
(豊かな人と、貧しい人の差はどんどん拡がるでしょうけれど。)
成功確率70%で挑戦する
軽自動車でおなじみのスズキさん。
→株式会社スズキ
自動車の本場であるアメリカと中国から撤退されていますよね。
今は、インドでシェア約40%のNo.1ブランドです。
スズキさんがインドに進出されたのは1981年。
30年以上前です。
プロレスラーのタイガー・ジェット・シンさんが人気あったころですね。
→タイガー・ジェット・シン
インドでは、まだ多くの人が貧しくて、自動車なんて買えない頃です。
中国に進出された時もそうでした。
世間の人が目を付けていない時から出ていくから、大きな成功を手にできます。
鈴木会長も成功確率90%になった段階では遅すぎると言われていました。
70%くらいで挑戦するんだと。
このスズキさんをはじめとした企業の努力によって、インドなどの新興国も経済活動が活発になってきました。
アメリカをはじめとする先進国だけでなく、新興国にも目を向けてみませんか?
この辺りに人生を上向かせる糸口があるように思います。
ちょっと前までアメリカも新興国だった
『紅の豚』に出てくるカーチス
スタジオジブリの映画『紅の豚』はご存知と思います。
1920年代終わりのイタリアを舞台にした飛行機乗りたちを描いた物語ですね。
この飛行機乗りのキザなアメリカ人が出てきます。
実力は認められながらも、ヨーロッパの飛行機乗りたちからは嫌われている様子。
いわゆる成り上がりと見られていたのでしょう。
これが当時のアメリカの立ち位置だったわけです。
アメリカが名実ともに世界のリーダーになるのは、もう少し後です。
第2次世界大戦が終わってからでしょう。
イタリアはもちろん、2回の大きな戦争でお金が無くなったイギリスやフランスもアメリカに頼らざるを得なくなりました。
ここからが、ようやくアメリカ時代の始まりです。
覇権国も、寿命は80年~100年
アメリカの前の覇権国(リーダーの国)はイギリスでした。
カナダもオーストラリアも、アメリカでさえもイギリスの植民地でした。
いわゆる、7つの海を支配した大英帝国の時代です。
その前に覇者であったスペインやモンゴル帝国も小さくなりました。
モンゴルは、一時はユーラシア大陸からヨーロッパの一部まで広がった大帝国。
ですが、約100年でしぼんでしまいました。
今ではロシアと中国の間で燻っています。
アメリカ時代が1945年から始まったとすると、もう約80年経ちました。
パワーダウンが始まってもおかしくはありません。
アメリカだけに賭けるのは、ちょっと不安です。
未来のために、アメリカ以外にも分散して投資
全世界タイプの投資信託
大人気のオルカン、eMAXIS Slim全世界株式オールカントリーに代表されるタイプ。
全世界とは言いながら、60%ほどはアメリカに投資します。
巨大企業はアメリカが圧倒的に多いので、株式の時価総額で投資の割合を決めると、多くなってしまいます。
商品名 | 運用会社 | アメリカの割合 |
eMAXIS Slim 全世界株式 (オールカントリー) | 三菱UFJ国際投信 | 約60% |
SBI・V・全世界株式 インデックス・ファンド | SBIアセット マネジメント | 約59% |
はじめてのNISA・全世界株式 インデックス(オール・カントリー) | 野村アセット マネジメント | 約60% |
楽天・全世界株式 インデックス・ファンド | 楽天投信 投資顧問 | 約60% |
Smart-i Select 全世界株式インデックス | りそなアセット マネジメント | 約57% |
一方、GDP(国内総生産)で割合を計算するタイプの投資信託もあります。
この場合は、40%以下になるようですね。
商品名 | 運用会社 | アメリカの割合 |
ニッセイ世界株式ファンド (GDP型バスケット) | ニッセイ アセットマネジメント | 約38% |
このアメリカも含んだ投資信託の良い所は、信託報酬(手数料)が安いという事ですね。
だいたい0.1%前後です。
全世界だが、アメリカを除いた投資信託
アメリカにも投資したいが、何%にするかは自分で決めたいという人向けの投資信託だと思います。
S&P500や全米株式の投資信託と、組み合わせて使うと良さそうですね。
商品名 | 運用会社 | アメリカの割合 |
楽天・全世界株式(除く米国) インデックス・ファンドVXUS | 楽天投信 投資顧問 | 0% |
先進国を除いた投資信託(新興国)
安心してください。
ここで言う新興国とは、ちっちゃい国や経済が破綻した国は含まれません。
株式市場がいいかげんな国や戦争している国も入っていません。
そこそこ安心して投資できるレベルの国が選ばれています。
(儲かるかどうかは別ですよ。)
新興国にすらなれない国もたくさんあるわけです。
信託報酬(手数料)が比較的安い(0.4%以下)の物を集めてみました。
商品名 | 運用会社 | 信託報酬 | 中国・台湾の割合 |
SBI・新興国株式 インデックス・ファンド | SBIアセット マネジメント | 0.176% | 約40% |
はじめてのNISA 新興国株式インデックス | 野村アセット マネジメント | 0.186% | 約42% |
ニッセイ新興国株式 インデックスファンド | ニッセイアセット マネジメント | 0.186% | 約45% |
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | 三菱UFJ 国際投信 | 0.186% | 約48% |
たわらノーロード 新興国株式 | アセット マネジメントOne | 0.186% | 約25% |
My SMT 新興国株式 インデックス | 三井住友トラスト アセットマネジメント | 0.187% | 約26% |
楽天・新興国株式 インデックス・ファンド | 楽天投信 投資顧問 | 0.212% | 約45% |
EXE-i 新興国株式ファンド | SBIアセット マネジメント | 0.362% | 約46% |
インデックスファンド 海外新興国株式 | 日興アセット マネジメント | 0.374% | 約30% |
Smart-i 新興国株式 インデックス | りそなアセット マネジメント | 0.374% | 約42% |
iFree 新興国株式 インデックス | 大和アセット マネジメント | 0.374% | 約42% |
三井住友・DC新興国株式 インデックスファンド | 三井住友DSアセット マネジメント | 0.374% | 約18% |
つみたて 新興国株式 | 三菱UFJ 国際投信 | 0.374% | 約18% |
ここで心配なのが、近い将来台湾で戦争が起こるのでは?という事ですね。
できるだけ影響を避けたいとお考えの方は、中国・台湾の比率が低い投資信託を選ばれると安心です。
以上、参考になればうれしいです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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