今年2024年はアメリカがリセッション入り(不景気)で株は下がる。
いや下がらない、などと論争が行われています。
(横這いで終わるという見方が多いような。)
そんな中、アメリカ以外にも投資しておくべきでは? とお考えの方も多いでしょう。
でも他にいい投資先は有るんでしょうか?
スポンサーリンク
リスクを取らなければ何も得られない
もう資産が数億円ある方や、今から40年積み立て投資できる方。
そんな方々であれば、アメリカ国債などの比較的安全な投資をされるのがいいんでしょうね。
(特に利下げが始まれば、債券は上がる傾向がありますからね。)
しかし、大した資産が無く人生の残り年数も限られているのであれば、少しリスクを取って平均よりも大きいリターンを狙うのも良いのではないかと思っています。
このまま細やかに人生を終えるのも、つまんないなぁ~と思いまして。
もちろん、最低限必要なお金は残した上でですよ。
(年取ってから、すってんてんになっては目も当てられません。)
なんとか方法はないか、考えてみました。
新興国は全部信用できない?
そもそも国が不安定
株式投資の対象になる新興国といえば、こんなところでしょう。
中国、インド、ブラジル、インドネシア、マレーシア、ベトナムなど。
政治体制が信用できない、治安が悪い。
いつクーデターが起きて政権が変わるか分からない。
賄賂が横行している・・・
株式市場だって、未成熟と言われます。
会社のIR情報も信用できない場合もありますね。
儲かっていたはずの巨大企業が、ある日突然バッタリ倒産したり。
最近もインドのアダニグループの不正会計疑惑が話題に出ました。
(まあ、日本でも時々ありますが・・・)
アメリカ市場のような強力なルールがないので、株が紙くずになってしまう危険性は高いですよね。
また、元々不正が無くてもリスク(上がり下がりの幅)は大きいです。
安心できる資産とは言えないですね。
新興国投資は危険と言われている方々の意見には、完全に同意します。
現地の情報が入らない
日本はもちろん、アメリカやヨーロッパであれば、どんなブランドが人気で売れているのかわかります。
倒産しそうな会社の株を買ってしまう可能性は低いでしょう。
ですが、ベトナムで売れている化粧品のブランドは何なのか?
分からないですよね。
どこの会社のフォーが一番おいしいのかなんて事も全く知りません。
投資信託に選ばれている会社の名前は公表されていますが、良い会社なのかどうか判断できません。
でもインドは、未来が明るいような
中国の繁栄はスピードダウン
コロナ対策以降、中国経済はパッとしませんね。
いろいろな外国企業が逃げ出しています。
不動産バブルがはじけ始めていますし、お得意のEV(電気自動車)も売れ残りが山積み。
あのハンドルが取れるテスラも政府からの優遇がなくなるとか。
未来を占う上でも懸念材料が。
人口も減り始めて、若者の失業率もうなぎ上り。
専業主婦ならぬ、専業子供が増えているとか聞きます。
台湾戦争の可能性も否定できません。
私には、今から投資する勇気は有りません。
世界企業の社長がインドの人
今や世界の6人に一人はインド人。
(世界人口80億人の内の14億人がインドの人口)
最近の有名どころの社長もそろってインド系の人。
・グーグル →サンダー・ピチャイさん
・ユーチューブ →ニール・モハンさん
・マイクロソフト →サティア・ナデラさん
・スターバックス →ラクスマン・ナラシムハンさん
・IBM →アービンド・クリシュナさん
・シャネル →リーナ・ナイールさん
・Fedex →ラジ・サブラマニアムさん
ハッピーターンなどでおなじみのおかきメーカー亀田製菓。
ここの社長もインド系の方です。ジュネジャ・レカ・ラジュさん。
→菓子食品新聞
若者は、お金を使いたい
どこの国でもそうだと思いますが、若者は新しいものが欲しいんです。
iPhoneも14でなきゃダメなんです。
1円セールの8やSEなんて恥ずかしくて、持っていられません。
そのためには、迷わず(後先考えず)お金を使います。
インドの平均年齢は28歳。
Z世代が20%近くいるんです。お金を使わないわけはありません。
(手元に無くても)
インドの人はおしゃれに敏感なので、ファッション業界も盛り上がることでしょう。
全国が巣鴨商店街みたいになっている日本とはわけが違います。
日本も失われた30年が終わって復活していきそうですが、インドとは勢いが比較にならないような・・・
インドの繁栄のおこぼれをもらいたい
はじめは投資信託から
未来の明るいインドの若者に協力してもらいましょう。
稼いだ分の一部を分けていただけるように、今のうちにお願いしておくんです。
お金を使う国には、お金が集まってきます。
遠く離れた日本からどうするか?
インドの会社に投資ってのが手っ取り早いんではないでしょうか?
世界地図の東の端に住んでいる私たちには、インドにどんな会社があるのか?
なんて、当然わかりません。
こんな時に頼りになるのが投資信託になります。
取り敢えず、ある程度信用できそうな会社に投資することができます。
何十社かに分散して投資していますので、全部がポシャってしまうことは無さそうです。
新興国投資は手数料が高いから・・・
新興国タイプの投資信託は、どれも手数料が高いです。
この他にもたくさんあるのですが、信託報酬(手数料)がかなり高いです。
取り敢えず、1%以下の物だけ集めました。
これらでも十分高いですね。
アメリカ投資の信託報酬が0.1%前後なのに比べると、約10倍です。
インドに関して言えば、アメリカで言うところのS&P500やNASDAQ100のような指数に連動するインデックス投資がほとんどないですね。
下の表のiFree NEXTだけが、Nifty50指数に連動してます。
だから信託報酬(手数料)が少しだけ安いんだと思います。
商品名 | 運用会社 | 信託報酬(手数料) |
iFree NEXT インド株インデックス | 大和アセット マネジメント | 0.473% |
イーストスプリング・インド ・コア株式ファンド | イーストスプリング・ インベストメンツ | 約1% |
iTrustインド株式 | ピクテ・ジャパン | 約1% |
インデックス投資でも約0.8%です。
【追記】
訂正です。9月5日信託報酬引き下げの発表がありました。
iFreeNEXTインド株インデックス 0.781%→0.473%
【再追記】
信託報酬最安は、SMTAMインド株式インデックスオープンです。
なんと、0.308%
でも、まだナスダック100の1.5倍・・・
それなら積極的に高いリターンを狙いに行くアクティブタイプの方が良いのでは?と思ってしまいます。
表の3番目のiTrustインド株式は、マネージャがインド出身のプラシャント・コタリ氏とのこと。
現地の情勢に精通しておられることを活かして、銘柄の組み換えをされています。
以前、アダニグループの不正会計疑惑が持ち上がり株価が大幅に下落しました。
しかし、ピクテ社では事前の調査の結果で投資信託に組み入れていなかったことから、直接の影響を回避できたとのこと。
インドの株式市場全体で7.1%下落しましたが、このiTrustインド株式は1.8%の下落で済みました。
この辺り、マネージャのUDEの見せ所ですね。
また、現時点では唯一積立NISAの対象に選ばれています。
比較的安心できるのではないでしょうか。
下記の動画で説明されていますので、ご興味があればご覧になってください。
2つの内容はだいたい同じなので、どちらかでもよいと思います。
(宣伝動画なので、話半分に効いておくくらいがちょうどよいでしょう。)
以前は、信託報酬がもっと高い物だけだったのですが、最近安い物も出始めました。
もう少し待ってみるのも良いかもしれませんね。
これら以外にも魅力的な投資信託が出てきそうな予感がしています。
アメリカ投資みたいに安くなるとうれしいですよね。
各社、2024年からの新NISAに向けて準備していると思いますので、期待してよいのではないでしょうか。
ご参考:インド投資にご興味ある方へ
新興国投資にご興味があれば、世界の企業解説の動画も参考になります。
下記はインド投資についてですが、その他の国についても解説されています。
インドについてだけでも何本もありますので、一通りご覧になればより理解が深まります。
それから、インドの現状をより詳しく知ってから投資を考えたいと思われた方。
投資はどうでも良いからインドについて知りたいと思われる方は、下記の動画も参考になります。
15年インドでビジネスに関わられた方の言葉は、重みがあります。
以上、参考になればうれしいです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
スポンサーリンク
《関連記事》
【オルカン】全世界とは言うものの、半分以上がアメリカに集中【新NISA】
未来のメジャーリーガーはどこ? 新NISAで選ぶべき投資信託13選【新興国】
世界一の人口を持つ国、インドの経済事情とは? 新NISAの視点から探る【新NISA】
【お金が減る】インフレ時代が始まった、どうする?【新NISA】
日商簿記3級・合格しました。【第164回簿記検定・実体験】
【新NISA】NISAってどこで買えますか?・わかり易く解説【騙されないの?】
スポンサーリンク