もう国民車と言うべき軽のスーパーハイトワゴン。
N-BOX、タント、スペーシア、ルークス、デリカミニなど。
50歳代以上の中高年ならではの注意ポイントがあります。
後悔しないために、購入前に必ず試乗してください。
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開放的な広大な頭上空間が魅力
メリットもデメリットも最大級
抱かれた男ランキングの1位の人は、抱かれたくない男でも上位に入っていたりしますね。
メリットで目立つと、デメリットも指摘がする人が多くなってしまいます。
特に最近のスーパーハイトは、装備で競い合っています。
その結果、価格はうなぎ上り。
うっかり自分の体形や好みに合わないものを買ってしまうと、う~んな人生を数年過ごすことになります。
人によっては、人生最後の車が残念な物で終わってしまいかねません。
軽自動車で最大級の大きさを誇るスーパーハイトワゴンたちもメリットが大きい一方、デメリットもはっきりしています。
・広くてゆったり ⇔ 一人の時は寂しい
・自転車が載せられる ⇔ バックドアに手が届きにくい
・見た目の押し出しがいい ⇔ 値段が高い
・乗り込みの時に頭をぶつけない ⇔ 横風でふらふらする
・どっしりしている ⇔ 燃費や加速が悪い
・・・などなど。
それから、粗忽な性格の私だけかもしれませんが・・・
・バックドアを開けた時に、後ろの壁に当ててしまう
(ドアが思った以上に長い)
・久しぶりに帰った実家のカーポートに屋根をぶつける
(特に、斜めに入った支え↓は気づきにくい)
試乗してみなきゃわからないデメリット
車を購入する時は、必ず乗ってから決めてください。
靴選びと同じで、デザインだけで決めると後悔すると思います。
靴でも、小指が当たるとか踵がすれて皮が剥けるとかありますよね?
それと同じで、体格の差によって思いもしないデメリットが見つかることがあります。
これは、雑誌を見たりYoutubeでの試乗動画を見ても解りません。
だって、紹介してくれる人はあなたと同じ体形ではないんですから。
(そのユーチューバーに悪気はありません。)
座ってみなければわからないデメリット
天井が高いという事は、天井にくっ付いている物がすべて高い位置にあるという事です。
・ルームミラー(バックミラー)に手が届かない
・サンバイザーを降ろしても、朝日がまぶしい
・バックドアを開けると、手が届かずに閉められない
サンバイザーは通常の車の2倍くらい幅が広い物が付いていますが、前方から太陽に照らされると全く役に立ちません。メーカーの設計者の方には、もっと工夫してほしかったなと思います。
走ってみなければわからないデメリット
一般的に背が高い車は、重心も高く不安定です。
そのためか、サスペンションが硬く設定されていることが多いです。
それは、サスペンションが柔らかいとふらふらして不安定になるためですね。
特に高速道路を走る時の安全性を考えると、硬くせざるを得ません。
ですので、ゴツゴツ感じる仕上がりになっていることが多いです。
でも、軽自動車は高級スポーツカーのようにコストをかけられません。
念入りにチューニングする手間はかけられないので、硬いがしっとりしているというような上質な仕上がりは期待できないのが現状です。
また、背が高いので重いです。
背の低い車は重量が650~700kg程度ですが、スーパーハイトワゴンは軽い物でも850kg。
重い物は、なんと軽く1,000kg超え!
(1200ccエンジンの車よりも重いです。)
それを660ccエンジンで走らせるのですから、キビキビ走れるわけはありません。
この点については、安価なアルトやミライースと比べてはっきり劣る点ですね。
最大のデメリット(個人の感想です)
ルームミラーが無い?
つい先日、初めてスーパーハイトワゴンを運転する機会がありました。
(タントの自然吸気エンジン車です。今も販売されている現行型。)
今まで家族や友人に背高車を乗っている人がいなかったので、乗ったこともありませんでした。
乗ってみてビックリ!
ルームミラーがありません。
そんな訳はなく、少し上を見ると有りました。(ホッ)
角度が狂っていて、天井を映していたので気が付かなかったのでした。
しかし、まっすぐ前を見る姿勢だと、どうしてもミラーが視界に入りません。
後ろを気にしながら運転しようとすると、チラチラ顔を上下に動かす必要があります。
走りながら、後方のパトカーを見張る余裕なんかありません。
※上下幅が少し広い(90mm)ミラーを見つけました。
↓下記にリンク
下のオレンジ色の範囲が頭の高さです。
ルームミラーは、完全に視野の外になってしまっています。
ここで気が付きました。
以前よりも瞼が上がらなくなっているのだと。
瞼が上がらないので、顔ごと動かす必要があるのでした。
寄る年波には勝てぬ・・・
年を取ると、眼瞼下垂などで瞼が上がらなくなる
眼瞼下垂ってご存知でしょうか?
瞼が上がり難くなって、眼が半開きになる症状です。
(眼瞼下垂以外の場合もあります。)
生まれつきの場合もあるのですが、年を取るとなる割合が上がってきます。
50歳代では10%以上の方が発症されているようです。
数年前に、歌手の和田アキ子さんも手術されていましたね。
こうなるとですね、上の方にあるルームミラーは非常に見えづらいわけです。
高齢化時代を進んでいる日本にふさわしい車なのかどうか、非常に疑問に思うわけです。
皆さんはどう思われるでしょうか?
広いのは気持ちがいいんですけどね。
こんな方は要注意! チェック方法
よく『眠たいの?』と聞かれる
瞼が下がっていても、自覚がない事もあります。
下のような事に思い当たるなら、ルームミラーが低い位置にある車を選ばれた方が良いと思います。
・普段からまぶたが重く感じる
・鏡で見ると、まぶたがたるんでいる
・左右で目の大きさ(瞼の位置)が違う
・目が開けにくい自覚がある
・しっかり目を開いたつもりでも、視野が狭い
・上の方にある物が見えにくい
・運転中、信号機が見えにくい
・よく「眠いの?」と心配される
ちょっと顔を上げればミラーは見えます。
ですが、知らず知らずのうちに疲れてくるのではないかと思います。
後ろを見落とすことも考えられますから、安全を考える上でも要注意です。
はっきり自覚できるなら、一度病院へ
はっきりと自覚されているようでしたら、一度病院で診てもらう事をお勧めします。
今の状態がどの程度なのか、専門家に見てもらって置くと安心できると思います。
もし、治療が必要な程度まで悪化しているとしたら、車選びなんてしている場合ではありません。
健康よりも大切なことは有りません。
車購入は、とにかく試乗が大事です
今回、私は偶然タントに乗ることになり、気が付くことが出来ました。
現代の車は、どれも最低限の品質をクリアしています。
ですから、どれを選んでもとんでもない物を掴まされてしまう可能性は0です。
しかし、自分に合う合わないは、全く別の問題。
乗ってみて、初めて気が付くことも多いです。
特に軽自動車のカタログやCMでは、小柄なモデルさんを使うことが多いようです。
実際に乗ってみると、思ったよりも狭かったなんてこともあります。
パワーウインドウのスイッチを押そうとすると、先に肘がつっかえてスイッチが押しにくいなんてことも。
空ログ写真ではふかふかに見えたシートが、ペラペラで硬かったという事もあったりします。
(特にリアシート)
できれば、営業の方に運転してもらって、後席の乗り心地もチェックすべきかと。
路面の段差での揺れ(突き上げ)が、前席の2倍くらいに感じる後席の車もありました。
以上、参考になればうれしいです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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※上下方向が広い(90mm)ミラーを見つけました。