【衝突安全】新車選び、こうやって確かめよう《ここがポイント》

アルトでSDGsな人生

どれが安全な車なのかわからない!
車を買おうと思って、実物をお店に見に行っても
どれが安全な車なのか
全くわかりません。

ちょっとだけ、手間と時間をかけましょう。
誰でも調べられます。すぐにわかります。

『めんどくさい事の向こう側に、あなたの幸せがある
どなたの言葉だったか忘れてしまいましたが、名言ですね。



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基本的に、まったくダメな車は売っていません

最近の乗用車は安全になっている、保安基準があるから

今日本で新車として売られている自動車は、国の法律に合わせる必要があります。

適用範囲
この技術基準は、自動車(専ら乗用の用に供する自動車であって乗車定員11人以上のもの、貨物の運送の用に供する自動車であって車両総重量が2.8tを超えるもの、二輪自動車、側車付二輪自動車、カタピラ及びそりを有する軽自動車、大型特殊自動車、小型特殊自動車、最高速度20km/h未満の自動車並びに被牽引自動車を除く。)に適用する。

引用:国土交通省・道路運送車両の保安基準 第18条

→国土交通省HP

だから、華奢に見える車でもある程度安心してよいと思います。

例外は、商用車・二輪車・特殊車両

上記の説明文に書かれていますが、やはり例外はあります。
一般的な乗用車以外のこれらの物には、法律が適用されません。

安全性では劣っていると考えてよいです。
運転手が主にプロなので、技術で何とかしてくださいという事でしょう。

  • トラックやワンボックスバン(軽も含む)
  • 重い車(ほぼトラックやバス)
  • 特殊な車(トラクターや建設機械、軍事車両など)
  • オートバイ

オートバイの衝突安全は難しい物がありますね。
個人的には、小さめなトラックやバンは安全になってほしいなぁと思うんですが。




見てほしいのは、これらのポイント

安全装備が付いているか?

付いているかどうかは、自動車メーカーのHPを見ればわかります。
このような機能が付いているかどうか確認してください。

  1. サイドエアバッグ
  2. カーテンエアバッグ
  3. 横滑り防止装置
    (記号:VSC、VDC、VSA、DSC、ASC、ESPなど)
    ※今後はESCという呼び方に統一されるかも
  4. 被害軽減ブレーキ
    (対応できる速度範囲が100km/hくらいまであるもの)


同じ車でも、グレードによって有る場合と無い場合があるのでカタログの表をよく見てくださいね。
価格が安いグレードには付いていない場合があります。

また、以前から売っている型式の古い車は、被害軽減ブレーキの対応速度が30km/hまでの事があるかもしれません。
一覧表の下に小さい文字で書いてあることが多いので、注意して見てください。


衝突安全テストされているか?

新車は、法律の保安基準に合わせてあるので安全と言いました。
ただ、国の検査の結果が公表されているわけではないので本当のところはわかりません。

では、どうすれば安全かどうか調べることができるのでしょうか?

日本では、NASVA(自動車事故対策機構)が車をガッシャンとぶつけてみて、潰れ具合を公表しています。
ご興味のある車があれば、下記で検索してみてください。

守る(JNCAP)/独立行政法人自動車事故対策機構 ナスバ(交通事故)
独立行政法人自動車事故対策機構(ナスバ)のサイト、自動車・チャイルドシートの安全性能評価の情報、運行管理者等指導講習、運転者適性診断による自動車事故の発生防止、介護料の支給、育成資金の貸付、家庭相談など自動車事故被害者や交通遺児への支援等役...


どうですか?
名前が出てこない車も多いですよね。

尚、アメリカやヨーロッパでも同じようなテストはしています。
ですので、輸出もされている車種であれば、こちらを見れば参考になると思います。
(全く同じ仕様ではないことは、注意が必要です。)

衝突テストで、運転席の屋根が曲がっていないか?

テストされている車の場合、衝突後の車の壊れ具合を見てください。
初めて見られる方にはショッキングな映像だと思いますが、乗っているのは専用のダミー(人形)です。
彼らは、体が丈夫なので心配要りません。
これがお仕事です。

運転手ダミーの頭上、屋根が曲がっていないかどうかが重要です。

EURO NCAP
引用:EURO NCAP


曲がっているとすると、車の骨格が耐えられなかったということです。

これらは昔の写真ですが、一番左の赤い車は完全に崩壊しています。
真ん中は少し曲がり始めていて、右側は全く変形していません。

もし、これが実際の事故なら、潰れて室内が狭くなってしまったという事。
中に乗っている人がケガをしたかもしれないわけです。
やわな車と言うことになります。

引用:NASVA・JNCAP



自動ブレーキは、止まれているか?

被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)は、目標に当たらずに手前で止まれているか?
止まれずに当たってしまう車も多いです。

子供を想定した小さい歩行者人形は、感知できない車はまだ多い印象ですね。
テストはしたのに映像が公開されていないものがありますが、これは当たってしまったという事です。
見た人がショックを受けてはいけないので、非公開にしているようです。

JNCAP
引用:NASVA・JNCAP



今後は、横から飛び出してくる自転車に対応したテストも行われていきます。
まだほとんどの車は対応できていないと思います。



安全テストの結果がない車は危険なのか?

テストする車をどれにするのかに関しては、下記のように説明されています。

販売台数の多い車種等を勘案して自動車アセスメント評価検討会で選定されます。
なお、自動車製作者等からの評価の申し出による選定もおこなうことが可能となっています。
【参考】自動車アセスメント検討会:国土交通省が開催する会議で、学識経験者やユーザー代表者等で構成されています。

引用:NASVA・よくあるご質問

数が売れていない車のテストはしないようです。
売れているけど、テストしていない車種もありますけれど・・・
大人の事情があるのでしょう。

ただ、車種が違っても基本設計が同じ車でしたら、結果も似ていると考えても良いかもしれません。
エアバッグの有無などの、装備差は確認が必要ですけれど。



今は、あきらめるしかないポイント・・・追突された時

追突は、そもそもテスト結果が公表されていない

追突を想定したテストも行われていますが、シートのテストなんですよね。
車体をぶつけるテストは行われていません。

メーカーでは行われているのだろうと想像しますが、一般に公開されることは無いですね。

JNCAP



昔は、一部でやってたんですけどねぇ

大昔、衝突安全を義務付けしようという話が盛り上がっていた時に、一部の車種でテストが行われていました。
ヨーロッパでのテスト画像だったかもしれません。

でも近年は安全に接触的なヨーロッパでも行われていませんね。
あきらめたんでしょうか?

テストが無いからか、後ろギリギリまで人を座らせる車は多いですね。
何とかならないものでしょうか。

ここは実際に車をご覧になって、シートに座ってぶつけられた時のことを想像してみてください。


まとめ:安全な車選びは、ここを見よう

車の安全性は、この3つで確認しましょう。

  • 安全装備が付いているか?
  • 衝突テストがされているか?
  • 自動ブレーキは止まれているか?


以上は最低限の安全性能ですが、運転手をサポートする装備も重要です。

購入する前には、実際に乗ってみて、ご自身の体形に合っているか確認してください。
きちんと操作できるかどうかも非常に重要です。




以上、参考になればうれしいです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。


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