8月30日、金融庁からアナウンスが有りました。
『令和7(2025)年度 税制改正要望について』
それによると、NISA制度を大きく変更するという事は無さそうですね。
自民党の新総裁に誰がなるかによって変わるかもしれませんが・・・
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令和7(2025)年度 税制改正要望について
NISAは国民に受け入れられつつある
要望書によると、『NISAは国民の安定的な資産形成の手段の一つとして受け入れられつつある。』とのこと。
→令和7(2025)年度 税制改正要望について(金融庁HPより)
2024年3月末時点で、
NISA口座数が約2,323万口座
買付額は約41兆円
NISAの利便性向上等
より利用しやすくするように、手続き方法を変更したいとのこと。
国民の安定的な資産形成を引き続き支援していくため、利便性の向上を図る必要があるとの認識のようです。
手続きの簡素化・デジタル化
NISA口座を開設してから10年経つと、金融機関が郵送等で所在地を確認する必要があります。
今のところ、海外へ移住した人はNISAを利用できませんからね。
手続きすれば、出るまでに買った物はそのまま持っておけるようです。
しかし、海外から新たに買い付けすることはできません。
所在地確認を、簡素化してデジタル化しましょうよという事ですね。
金融機関変更時の即日買付
NISA口座の開設を申し込みしてから、実際に投資信託などを買えるようになるまでに1~2週間かかります。
この間にやる気がうせてしまう人もある程度おられます。
金融庁さんも認識されているようです。
やる気の賞味期限は48時間!
思い立ったら、2日以内に始めないとテンションが下がってしまう。
タイパが叫ばれる今の時代。
2週間待てる人はいないでしょう。
これを何とかして、申し込み時に買い付けできるようにしたいとのことです。
お店のポイントカードも、作ったその日にポイント付きますよね。
2025年も継続されるようで、ひと安心だが
つみたて枠に、アクティブETFを採用?
今の制度では、決まりの中にこの一文があります。
『指定されたインデックスに連動していること』
ですから積極的に銘柄を入れ替えるアクティブ型の商品は購入できません。
アクティブ型の90%はインデックス型よりもリターンが低いようです。
手数料が高いし、上がるもう柄だけを探すなんて難しいという事でしょうね。
つみたて枠は初心者の利用も多いと思いますので、間違っちゃう人もいるのではないかな・・・
大きく失敗して投資をやめてしまう人が出てくると、新たに始める人も減ってしまうんじゃないかと不安に思いますね。
次の総理大臣も、続けてくれるのか?
今のすばらしい新NISAは、別名『岸田NISA』と呼ばれています。
5年間で終わりだったものを、永久(永年?)持ち続けることができます。
正に素晴らしい制度です。非課税がずっと続きます。
もうすぐ自民党の総裁選挙ですが、岸田さんは立候補しません。
ですから、次の総理大臣は確実に別の人になります。
日本ですから、アメリカや韓国みたいに前の人が始めたことをスパッとやめることは無いと思います。
ですが、立候補を予定している方々は増税派の人が多いようです。
もしかすると非課税枠が小さくなってしまうなんてことも考えられます。
(10年前に消費税増税の立役者の方もおられますね。)
さて、どうなるでしょう・・・
以上、参考になればうれしいです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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