永年、古い無線ルーターをお使いの方にお届けしています。
(私もそう。11年前の物を使い続けておりました。)
最新のセキュリティ機能を備えたWi-Fi6規格に対応した無線ルーター。
それが、ようやく手が届く値段になってきました。
まさに今年が替え時です。コスパいいです。
一度買えば、かなり長期間ほったらかしで使い続けられます。
新しいセキュリティ機能WEP3に対応して、安心な暮らしを取り戻しましょう。
以前のWi-Fi5規格であるWEP2には脆弱性(弱い所)があります。
スポンサーリンク
Wi-Fi6なんて、SNSするだけだから必要ないんじゃない?
確かにスピードは必要ないかも
最新の無線規格Wi-Fi6にすれば、通信速度が段違いに速くなります。
Wi-Fi6というのは、無線通信の第6世代という意味なんですが、10年以上前の第3世代と比べると177倍高速です。
1つ前の第5世代と比べても、約1.4倍速いです。
- Wi-Fi6 9.6Gbps
- Wi-Fi5 6.9Gbps
- Wi-Fi4 600Mbps(0.6Gbps)
- 第3世代 54Mbps(0.054Gbps)
※Wi-Fi○と言う呼び名は、第4世代からです。
Wi-Fi6の通信速度は最大9.6Gbpsなんですが、スマホでSNS程度の使用であれば5Mbps程度あればストレスなく使えるのではないかと思います。
確かにスピードだけ考えると、必要ない方は多そうですね。
でも、セキュリティ機能(安全性)は大事でしょ
詐欺に注意しましょう!
テレビのニュースや自治体の防災メールなどで毎日のように目にしますよね。
まずは、出入り口を固めるのがセキュリティの基本です。
玄関や窓のカギは、忘れずにちゃんとかけた。
あやしい太陽光発電や不用品買取の電話勧誘も上手く断ることができるようになった。
パソコンやスマホはどうですか?
セキュリティソフトを入れているから安心?
でも、回線から直接漏れていたら意味ないですよね。
無線通信は、電波がお宅の外まで飛んで行っています。
その電波を捕まえることは簡単なんです。
対策をしていないと、お宅のパソコンまで忍び込むことは実は簡単なんです。
安心のための最低限の機能って何?
私の場合もスピードは必要ないので、セキュリティ機能に絞って選んでいます。
安心したい方にお送りしています。
我が家の電波を見つけられないようにする
ESSIDステルス機能
Wi-Fiの電波には名前が付いていますね。
それをESSIDと言います。以前はSSIDと呼んでいました。
(SSIDの規格が拡張されて、ESSIDとなりました。)
そのESSIDを隠して(ステルス)、見えなくします。
ですから、ルーターのすぐ傍にスマホを持ってきてもWi-Fiの一覧に表示されません。
スマホの設定画面から、うちのESSIDを手入力で打ち込んで接続します。
知る人ぞ知る、隠れ家Wi-Fiになるんです。
少々めんどうですが、最初の1回だけなので大丈夫ですよね。
まあ、これは以前からある機能なのでW-Fi6独自の物ではありません。
また、ツールを使えば見つけられてしまうので、万全ではありませんが。
我が家の中に入って来られないようにする
辞書攻撃・総当たり攻撃からの防護
辞書攻撃や総当たり攻撃と言うのは、超高速で手当たり次第に文字を送り込んで、パスワードを見つけるという方法です。
昔ながらの数字4桁のパスワードなら、一瞬で見つけられてしまいます。
通常、銀行の口座へログインする時にパスワードを3回間違えると入れてくれませんよね?
それと似たことをしてくれる機能です。
セキュリティ規格のWPA3に組み込まれました。
SAEハンドシェイク
Wi-Fi6のセキュリティを担うWPA3になる前のWPA2では、KRACKsと呼ばれる脆弱性がありました。
これを使われると、せっかく暗号化した通信内容が解読されてしまうのです。
これに対抗するために、複雑な方法が生み出されました。
SAEハンドシェイクと言います。
楕円曲線上の位置を計算して暗号化して、暗号の解読を阻止するというもの。
なんのこっちゃという感じですが、凄いんでしょう。たぶん。
このおかげで、仮にパスワードを見破られても中身のデータが読まれてしまうことは無くなります。
ありがたいですね。
製品が新しいうちは、メーカーが対応してくれ易い
これは絶対という事ではないのですが、製品を発売して数年間は新たな脆弱性を発見した時にメーカーが対応してくれます。
※脆弱性・・・護られていない部分や破られ易い部分
Wi-Fi6対応ルーターにも脆弱性が発見される日が来ると思いますが、その時に即座に対応ソフトウェアを配布してくれることと思います。
実際に規格が発表されて間もない2019年の春にDragonbloodと呼ばれる脆弱性が発見されました。
ですが、間もなく対応ソフトウェアが配布されて事なきを得ました。
また、メーカー(ブランド)も気にしておきたいところです。
頼りないメーカーは、すぐに対応を打ち切ってしまいます。
長く使く物ですから、実績のあるところが良いですね。
以下は、私個人の感想です。
自宅や職場での経験から、NECとエレコムに信頼感を持っています。
無線ルーターや有線ハブをいくつも使っていますが、この2社の製品は壊れたことがありません。
10年以上使っている機器も、通信が途切れたことは1度もありません。
実際、どれを買えばいいの?
セキュリティ機能があって、アンテナは内蔵のタイプを紹介しています。
本当はアンテナは外付けタイプの方が、方向の調整ができるのでよいです。
ですが、ご自分で最適位置に調整できる方でないと意味がなくなってしまいます。
ほこりが溜まった時に掃除し難いですしね。
おすすめ:最低減の予算でWi-Fi6を手に入れたい方に 7千円くらい
NEC Aterm WX1500HP
速度の遅い2ストリーム機です。
接続台数や速度が上位機種の半分以下になってしまいますが、古い機種からの買い替えならば気にならないでしょう。
遅いとは言っても、最新のセキュリティ機能は手に入ります。
リモートワークと家庭内を分ける機能もありますので、これでもいいかもしれません。
トータルでのコストパフォーマンスという観点からは、後述のWX3600HPをお勧めします。
ですが、安さは正義。断腸の思いでこちらを推します。
電気代も安いですし。
(消費電力:11.5W)
→メーカーHP製品情報ページはこちら

Wi-Fi6らしい速度を求める方へ 1万2千円くらい
NEC Aterm WX3600HP
安さだけじゃなく、コストパフォーマンスという観点で見ればこれが一番です。
ポイント1
1クラス上の4ストリーム機です。
本当は、4ストリーム機が望ましいですね。
アンテナが4本になるので切り替え待ちが発生しにくく、Wi-Fi6らしい速度の向上を体感できると思います。
ポイント2
うれしいのが、5GHz帯も2.4GHz帯も両方とも4ストリームと言う点ですね。
上位機種でも、2.4GHz帯は2ストリームという機種もありますから。
それに加えて、周囲との電波干渉が起きた場合にモードを160Mhzから80Mhzに変更しなけらばならない場合があるのですが、その場合も速度が落ちないようです。
ポイント3
WAN側(外からの入ってくる回線)からの入力が、2.5Gbpsに対応しています。
下位のWX1500HPや、上位のWX5400HPは1Gbpsなんです。
ご契約の回線が2.5Gbps以上ならば、迷うわずこっちを選びましょう。
(消費電力:16W)
→メーカーHP製品情報ページはこちら

もう一つ、WX1500HPとWX3600HPの間にWX3000HP2というモデルがあるのですが、あまりお勧めできないです。
2ストリーム機なのですが、周囲との干渉を避けるためにモードを160Mhzから80Mhzに変更した場合はWX1500HPと同じ速度になってしまいます。
値段が高いだけのWX1500HPと言う感じになってしまいます。
NEC Aterm WX3000HP2
(消費電力:16W)
→メーカーHP製品情報ページはこちら
このモデルだけ、ボディが古いデザインですね。

広いお宅にパソコンやスマホが6台以上ある方向け 1万5千円くらい
NEC Aterm WX5400HP
価格ドットコムで1番売れている無線ルーターです。
中継機を使って、広いお宅を隈なくカバーしたいという方に適しています。
メッシュ中継機能は、下位機種にはありません。
複数台の中継機を取りまとめて、家全体を1つの電波としてつなぎ目のない接続ができます。
惜しいのが、2.4GHz帯が2ストリームになってしまうことですね。
2.4GHzで使うなら、1500と同じ速度です。
また、WAN側の入力が1Gbpsまでです。
なぜケチるのでしょうか? 理解できません。
(消費電力:19.5W)
→メーカーHP製品情報ページはこちら

メッシュ中継機能があるので、機器が多いお宅でも端の部屋まで安定してお使いいただけます。
メッシュ中継機能については、下の動画がわかり易いですね。
メッシュ中継機能に魅力を感じていただけるのでしたら、お選びいただくのも悪くないと思います。
外付けアンテナがお好みの方に 1万2千円くらい
最後にご紹介するのは、外付けアンテナが頼もしいTP-Linkさんの製品です。
いかにも電波が届きそうですよね。
上で紹介したWX5400よりも更に接続台数が多く速度も速いです。
今、店頭でも安く売られています。
→メーカーHP製品情報ページはこちら

まとめ:これを買えばよいと思います(コスパ重視)
こんなイメージで選んでいただければよいのではないでしょうか。
- 速くなくてもいいから、安全性だけ欲しい・・・NEC WX1500HP
- 基本性能の高さとコストパフォーマンス・・・WX3600HP
- 広範囲をストレスなくカバー・・・WX5400HP
それにしても、上位機種だからと言ってすべての性能が高いわけではありません。
購入前には、少し面倒ですが仕様表を見比べて見ることをお勧めします。
格言:大事なことは隅に小さな文字で書いてある
これは、その他の家電や自動車などにも言えますね。
後悔しないように、賢い消費者になりましょう。
下はエアコンの例ですが、知らないと損だなぁと感じた一例です。
これを見た時は、エアコン(16畳用)を買ってすぐだったので頭を殴られたような衝撃でしたね。
後悔先に立たずです。
以上、参考になればうれしいです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
スポンサーリンク